エディターソフト「Brother P-touch Editor」
QL-800をはじめとして、ブラザー工業のラベルプリンターでラベルを作成するための専用ソフトが「Brother P-touch Editor」です。
今回は、宛名ラベルの印刷を例に「P-touch Editor」の使い方を簡単に紹介します。
「P-touch Editor」の基本的な使い方
アプリを立ち上げると、最初にレイアウトの選択画面が表示されます。ここでは宛名ラベルを作成するので、「宛名」を選択します。
ここでは、「個人_1」を選択しました。
ここでプリンターが何も表示されない場合は、プリンターとパソコンが正しく接続されていない可能性があります。USBケーブルがしっかい差し込まれているか、プリンターの電源が入っているかなどを確認してください。プリンターの電源を入れ直しても解決する場合があります。
接続されたプリンターにセットされている用紙が自動的に検出されます。
オートカット機能により、ラベル1枚だけが出力されます。
1枚のラベルはシールと剥離紙が一緒になっています。
シール部分よりも剥離紙部分の方が少し大きいので、シール部分を剥がしやすくなっています。テプラだとシール裏面のフィルム部分を剥がすのに手間取ることがありますが、このラベルはとても剥がしやすいです。シール面の光沢はテプラよりもマットな質感です。肌感覚ですが、シールの粘着力もテプラより強いように思います。
「P-touch Editor」で差し込み印刷
複数件の宛名ラベルを一度に印刷することも可能です。
「データベース」機能を使って、差し込み印刷をしていきます。差し込みするデータをcsvで事前に用意しておく必要があります。
ExcelやNumbersなどの表計算ソフトで差し込むデータを作成します。なお、このスクリーンショットはランダムに生成された疑似個人情報です。
ここで、csvの1行目からデータが始まる場合は「先頭行をフィールド名として使用する」のチェックを外しておきます。今回のサンプルデータは1行目に「氏名」「郵便番号」「住所」といった項目名が入っていたので、チェックは付けたままにしています。
画面下部に読み込んだcsvのデータが表示されています。項目名(フィールド名)が最上部に表示されています。このヘッダー(○)をラベル内にドラッグします。これを繰り返して、ラベル内に表示するデータ(差し込むデータ)を一つひとつ設定していきます。
あとは、csvのデータが1枚ずつ印刷されていきます。
公式サイトによると、DK-1201なら1分間で93枚のデータを印刷可能です。1,000件のデータでも10分くらいで印刷できちゃいます。
csvデータを簡単に読み込めるのでとても使いやすいです。WordとExcelの組み合わせでも差し込み印刷ができますが、少し操作が難しいところがあるので、日常的に差し込み印刷でラベルをつくる機会があるのなら、QL-800は買いだと思います。
まとめ
- QL-800は1枚ずつラベルをつくるのに便利
- 印刷スピードが速いので仕事の効率化がはかれる
- 専用ソフトP-touch Editorも使いやすい
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