吹奏楽部のみなさーん、今日も練習お疲れ様です。
さて、福岡県では3月に定期演奏会を実施する学校がとても多いです。
3月に定演を予定している学校は、早いところでは9〜10月頃から定演の準備を始めています。アンコンに高文連に定演……。夏のコンクールの時期とはまた違った忙しさがありますね。

福岡県の中高吹奏楽部の定期演奏会開催時期
吹奏楽部の定期演奏会を応援すべく、定演準備に役立ちそうな情報を連載形式で紹介していきます。
前回までの内容
生徒主体で定期演奏会の準備をしている吹奏楽部向けに「定演ポスターをつくる」というテーマでポストしてきた連載も今回が8回目になります。
\これまでの記事/
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今回は、演奏会の告知に欠かせない「日付」のデザインにスポットを当てます。
ポスター作成で大事なこと
これまで何度かポストしてきましたが、ポスター作成で大事なことは、見る人を惹きつけて、正しく的確に情報を伝えることです。
ポスター作成におけるデザインは、“正しく的確に情報を伝える”という課題を解決するためにあるのです。そのためにどんなフォントを使うか、文字サイズをどれくらいにするか、情報をどのように配置するかなどを考えていきます。詳しくは、「その2 ポスターのデザインを考えよう」や「その3 伝わるデザインのポイント」で触れています。


ワンランク上のデザインのための4ステップ
オリジナルのポスターやチラシをつくってみたものの、見た目がしっくりこなかったり、素人っぽく見えたりすることはありませんか?
世の中に多く出回っている吹奏楽部の定期演奏会ポスターやチラシ。デザインの細かい部分を見ると「これは生徒や先生ががんばってつくたんだろうなぁ」というのはなんとなくわかるものです。
素人デザインから脱却して、なんとなくプロっぽく見せることは、ちょっとした工夫で達成できます。
Windowsの標準フォントだけを使って、例を紹介します。特殊なことはしていないので、PowerPointでもすぐにできちゃいます。
STEP1 まずは文字をベタ打ちしてみる
文字をベタ打ちした状態。フォントも文字サイズもまったくの変化なし。多くの“素人っぽい”デザインは、ここで止まってしまっているのが実情です。
STEP2 数字だけ大きくして強調する
数字だけ文字サイズを大きくして強調します。素人デザインから脱却する第一歩です。これだけで少し垢抜けます。
STEP3 数字だけ欧文フォントにする
フォントには和文フォト(かな漢字にも対応しているフォント)と欧文フォト(英数字だけのフォント)があります。かな漢字には和文フォントを使い、数字だけを欧文フォントに置き換えます。これはプロのデザイナーさんがよく使う手法です。細かいところまでフォントの種類に気を遣うのがプロと素人の差でもあります。
STEP4 文字サイズや字間を微調整する
最後に年月日の優先順位で文字サイズを調整します。ここでは、年よりも月日の文字サイズを少し大きくしています。「伝えたい情報ほど大きく」は伝わるデザインの鉄則です。
また、曜日の部分に図形を重ねて装飾してみました。あとは、字間(字と字の間の距離)の調整(カーニング)を行います。カーニングの解説をしようとすると奥が深いのでここでは割愛します。要は“見た目を美しく”するのです。
完成!
この4ステップを少し意識するだけで、“素人っぽい”デザインから脱却して、“プロっぽい”デザインに近づけると思います。ぜひ実践してみてください。
日付デザインアイデア
では、実際のポスターはどのようにデザインされているのでしょうか。
Googleで画像検索して出てきたポスターたちの日付デザインの部分を抜き出して、再現してみました。
どのデザインも「数字だけ大きくして強調する」というセオリーが当てはまっています。ポスターやチラシをつくる際の参考にしてみてください。
お知らせ
きらめきフォトサービスでは、ポスター制作・パンフレット制作・演奏会撮影(写真撮影または映像撮影)が一体となった「演奏会応援セット」を展開しています。
広報宣伝媒体の制作から写真撮影やDVD制作までを一貫して行うので、なにかと煩雑になりがちな複数の業者さんとの調整がなく、とてもスムーズです。
定期演奏会は吹奏楽部にとって一大イベント。ぜひ、きらめきフォトサービスにお手伝いさせてください!
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