こんにちは。部活に気軽に呼べる写真屋さん、きらめきフォトサービスです。
福岡地区では、来週の土曜日から「第61回福岡吹奏楽祭」(福岡吹奏楽連盟主催)が開催されます。初めて吹奏楽部に入った生徒の皆さん、子どもがこの春から吹奏楽を始めたという保護者の皆さんにとっては、初めてホールで演奏を鑑賞するという方もいらっしゃると思います。
初めて吹奏楽を鑑賞する方に向けて、ホール鑑賞のルールとマナーを紹介します。
※ここに掲載しているものは福岡吹奏楽連盟主催コンサートに適用されているものです。他地区ではルールが異なる場合があります。詳しくは吹奏楽部顧問の先生や当該地区の吹奏楽連盟に確認してみてください。
吹奏楽鑑賞のルールとマナー
飲食禁止
映画館と違い、コンサートホールでは飲食禁止です。客席で何かを食べたり飲んだりすることはできません。
水分補給等をしたいときは、客席の外に出て、ホワイエ(ロビー)で行いましょう。
新型コロナウイルス感染症の影響で、会場によっては館内全面飲食禁止のところもあります。その場合は、屋外に出る必要があります。
禁煙
館内は禁煙です。喫煙はできません。
携帯電話・ゲーム機使用禁止
客席で携帯電話や携帯ゲーム機を使用することはできません。
演奏中は客電が消され、客席が暗くなります。そんななかで、携帯電話や携帯ゲーム機などの電子機器の液晶画面の明かりがあると、審査や鑑賞の妨げになります。奏者にとっても、演奏に集中できなくなることがあります。
また、演奏以外の音が鳴ってしまうと、これも審査や鑑賞の妨げになります。マナーモードにしていたとしても、バイブレーション機能の振動音で審査や鑑賞の妨げになることがあります。携帯電話の電源は切りましょう。
しかし、新型コロナウイルス感染症接触アプリ「COCOA」をインストールしている場合、携帯電話の電源が入っていて、Bluetoothがオンになっていないと接触確認ができません。第三者と長い時間同じ空間に居る可能性もあるので、接触確認は有効にしておきたいところ。そんなときは、バイブレーション機能もオフにしたサイレントモードや機内モードに設定しておくとよいでしょう。
※新型コロナウイルス感染症接触確認アプリ「COCOA」は、2022年11月に機能が停止されました。
録音・録画・写真撮影禁止
客席を含め、会場内では録音・録画・写真撮影はできません。著作権や肖像権を守るためです。
福岡吹奏楽連盟主催コンサートの場合、客席に限らず、ホワイエ(ロビー)などでも写真撮影はできません。これは出演者の肖像権を守るためです。演奏が終わったあとの我が子と記念撮影をしたい気持ちにもなるかもしれませんが、館内では写真撮影はできないので注意しましょう。
写真や動画は、吹奏楽連盟が委託した業者さんから購入することになります。
福岡吹奏楽連盟の場合、大阪フォトサービスを通じて写真を購入することになります。写真は約1か月後くらいに学校に案内が届きます。集合写真や演奏中の写真などがありますので、どの写真が欲しいか選んで、専用封筒にお金を入れて学校に提出します。学校が取りまとめて申し込みをします。後日、学校を通じて写真が届きます。
映像は日本PALSやブレーンミュージックを通じてDVDやBlu-rayを購入することになります。会場に販売ブースが設置されている場合は、販売ブースで予約申し込みができるほか、学校を通じて申し込みができます。学校を通じて申し込みをした方が、団体割引になるのでお得です。DVDやBlu-rayは大会日から約1か月後に届きます。
CDはスタジオミューを通じて購入します。CDは、演奏終了後30分程度でできあがるので、その場で買って帰ることができます。演奏前に予約しておくと購入がスムーズです。ただし、大会の種類によってはCDを販売していない場合があります。
近年は、ホワイエやロビーの混雑を避けるため、DVD・Blu-ray・CDはオンライン申込み限定となっている場合があります。詳しくは、各大会の案内などで確認してください。
演奏中は客席に入れない
客席に入れるのは、団体の入れ替え時のみです。演奏中は客席に入ることができません。演奏中に客席ドアが開くと、審査や鑑賞、演奏の妨げになることがあります。
客席に入れるのは、“曲の合間”ではなく、“団体の入れ替え時”のみです。1つの団体が2曲以上演奏することがありますが、この曲の合間では入場できません。目的の団体を鑑賞したい場合は、1つ以上前の団体の演奏が終わったときに入場しましょう。
客席のドアを開閉してくれるドアマンが居ますので、ドアマンの開け閉めにしたがって入場すればOKです。
未就学児は客席に入れない
就学前の子どもは客席に入ることができません。想定外のところで泣き出してしまうと、これも審査や鑑賞、演奏の妨げになってしまいます。
未就学児を連れている場合は、親子室で鑑賞しましょう。ただし、会場によっては親子室がないところもあるので注意が必要です。
荷物による座席確保禁止
荷物による座席の確保はできません。
九州大会や全国大会になると指定席になることがありますが、地区大会は自由席であることがほとんどです。全団体を鑑賞する人も居れば、目的の団体1つだけを鑑賞する人も居ます。客席には好きな時間に入れるので、頻繁にお客さんの入れ替えが発生します。そんな中で荷物による座席の確保はできないので注意しておきましょう。
客席に楽器の持ち込みはできない
基本的に、客席に楽器を持ち込むことはできません。
吹奏楽で使用する楽器には、カバンの中に入る小さなものから、一人で運ぶのはたいへんなくらい大きなものまであります。特に、大きな楽器は客席に持ち込むことはできません。災害時の動線の確保など安全面を考慮するためです。楽器は指定された楽器置き場に置きましょう。
ただし、分解して小さくできる次の楽器は、各自の手荷物カバンの中に入れることを条件に持ち込むことができます。
- ピッコロ
- フルート
- オーボエ
- E♭・B♭クラリネット
新型コロナウイルス感染症対策
マスクの着用
マスク未着用の場合は会場に入ることができません。また、当日の体調不良、演奏会前2週間以内に発熱の症状がある場合は来場を控えましょう。
検温・手指消毒
入館時に、スタッフの観察のもとに検温と手指の消毒を行うことになります。
客席の消毒
退席するときは、使用した座席の消毒がお願いされています。除菌シートなどを持参して、肘掛けや背もたれなどを拭くとよいでしょう。
(2022.6.5追記)
客席での会話、掛け声の自粛
客席での会話、掛け声は自粛しましょう。コロナ前は、素晴らしい演奏をした団体に対して「ブラボー!」という掛け声が飛び交っていましたが、今はブラボーコールも自粛しましょう。
素晴らしい演奏をした団体に対しては、精一杯の拍手を送りましょう。なお、この拍手をするタイミングは、演奏前に指揮者が礼をしたときと、全ての演奏が終わったときに行います。特に、コンクールでは課題曲と自由曲が演奏されますが、課題曲が終わったタイミングで拍手をするのではなく、自由曲が終わったタイミングで拍手をするのが一般的です。拍手のタイミングも少し気をつけておきましょう。
チケット裏面に連絡先等の記入
チケットの裏面に名前、連絡先、滞在時間、使用した座席番号を記入して、退館時に回収箱に入れます。筆記具は会場に用意してあります。
ルールとマナーを守って鑑賞を
吹奏楽経験が長い人たちにとってはどれも当たり前のことですが、初めて吹奏楽を鑑賞する人にとっては意外なルールもあったかも。ルールとマナーを守って楽しく鑑賞しましょう!
きらめきフォトサービスは、吹奏楽をがんばる中学生・高校生を応援しています。
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