中学生、高校生は必見!
日本で最も熱い体育教師、シンタロー先生が、読書の秋に読みたいオススメの本を熱弁!!
10月27日から11月9日は、公益財団法人読書推進運動協議会がすすめる「読書週間」です。日頃あまり読書をしない皆さんも、この機会に読書に取り組んでみてはどうでしょうか。
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オススメの本
水滸伝(北方謙三)
僕は、高校生になるまで、ほとんど本を読んだことがありませんでした。
高校に入って、友人に勧められて、初めて小説というものを読みました。
それが、北方謙三の「水滸伝」です。
これは、中国の歴史小説です。
12世紀初頭の北宋末期の中国。皇帝の浪費や官僚の悪政による政治の腐敗が著しく、民の間では怨嗟の声が満ちていました。このような状況を憂いた小役人の宋江は世直しの檄文を書き記し、魯智深たち同志とともに反政府の人脈作りに勤しみます。
人がとにかく死んでいきます。ただ、自分の役割を果たして死んでいく。キャラクターたちがとても個性的です。それぞれの個性が愛おしくて、不器用でまっすぐな男たちが描かれています。
全部で19巻あります。続編もあります。高校時代に、本を初めて面白いと思って読みました。
国盗り物語(司馬遼太郎)
司馬遼太郎の「国盗り物語」
これも歴史小説です。
こちらは日本の歴史小説です。
戦国時代、一介の油売りから身を起こし美濃国の国主になった斎藤道三。
隣国の尾張国に生まれ破天荒な政略・軍略で天下布武を押し進めた織田信長。
そして、明智光秀の3人が主人公です。
織田信長という型破りで、先見の明があって、残忍な性質を持つ天才と、明智光秀という文武両道に優れ、沈思黙考型の才人が対照的に描かれています。
道三の娘の濃姫が、和睦(争いをやめること)のため、尾張の織田信秀の嫡男に輿入れします。そう、その嫡男こそ織田信長。
道三は直接会ったのは一度しかありませんが、信長が気に入り、手紙などで色々と自分の戦略や処世術などを教えたようです。
そして、道三の正妻・小見の方の甥、濃姫のいとこにあたる人物も物語には登場します。幼い頃から道三が目をかけてやっていた人物。生まれた家柄もよく、文武両道に優れ、濃姫との結婚の話がまったくないわけでもなかったその人物こそ、明智光秀。
大学時代はほぼ、司馬遼太郎の作品を読んでいました。
思考は現実化する(ナポレオン・ヒル)
僕の座右の銘になっている言葉です。「思考は現実化する」(ナポレオン・ヒル)
これは自己啓発本です。
著者のナポレオン・ヒルは、鉄鋼王カーネギーの発案に乗り、20年間無報酬で「成功哲学」を徹底的に研究しました。カーネギーが見込んだ500人にインタビューし、彼らが成功していく過程を子細に追視。そこに共通する“思考”と“やりかた”を体系的にまとめた本です。
人は自分が思い描いたような人間になるというのが、成功者たちの共通点。すなわち「思考は現実化する」。
確固たる願望を持つこと、決断、信念、忍耐、マスターマインド、計画の組織化が成功の扉を開ける鍵であると説き、「欲しいものを知れば、それは得られる」「他人を傷つけてまで成功することほど、愚かなことはない」といいます。成功者たちは、誰もが必ず成功できると心得ているのです。自分を知り、明確な目標を掲げ決断しさえすれば。
スポーツ選手に読書は必要?
スポーツをしている人にとって、読書は無関係なことだと思うかもしれませんが、そんなことはありません!
読書をとおして、自分がなぜそのスポーツをしているのか、自分の人生はどうなっていくのか、そういったことを考えることができます。
部活動というのは、多くの学校では毎日に近いぐらい練習をやっています。
なぜ自分はあえてそのキツイ部活動をしているのか、何を目指しているのかということを、定期的にアップデートしていかないと、続くものではありません。
同じ練習をしても、身に入る練習と、身に入らない練習が出てくるのは、モチベーションの問題が一つあります。
読書をすることで、現実とは違う世界に頭の中を持っていって、また現実に戻ってくる。
何のために自分が部活動をしているのか、ちょっと立ち止まって考える時間にもなります。
読書をすることで、自分がなぜそのスポーツをしているのかという価値観が広がっていきます。
まとめ
- 「水滸伝」(北方謙三)…中国の歴史小説
- 「国盗り物語」(司馬遼太郎)…日本の歴史小説
- 「思考は現実化する」(ナポレオン・ヒル)…成功哲学
体を動かして、休んでいるときは、読書をすることをオススメします。
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