写真の選定にはAdobe Bridgeが便利〜お気に入りの理由3つ

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こんにちは。きらめきフォトサービスです。

撮影の内容にもよりますが、1回の撮影で何百枚もの写真を撮ります。運動会などの1日がかりの撮影になれば1,000枚をゆうに超えます。

そんな大量に撮影した写真の中から、納品する写真を選定します。なかには、明るすぎたり暗すぎたり、ピントが甘かったりといった明らかなNGカットもあるので、それらを除外していきます。NGカットをその場で消去できるときはやりますが、シャッターチャンスは次から次にやってくるので、現場ではなかなか難しいときもあります。

大量の写真データのなかから、OKカット・納品カットの選定には、Adobe Bridgeというソフトを愛用しています。

Adobe Bridgeの画面

Adobe Bridgeのサムネール画面

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Adobe Bridgeとは

Adobeアドビ Bridgeブリッジとは、写真などの画像ファイルを一元管理できるソフトウェアです。フォルダ内の写真やビデオのサムネイル表示、プレビューなどが簡単に行えます。写真へのラベリングやレーティングができたり、様々なフィルターを使って、フォルダ内の写真を効率的に検索したりもできます。

Adobe Bridgeは、Creative Cloudからダウンロードして利用できます。コンプリートプランはもちろんのこと、フォトプラン契約でも利用可能です。



Adobe Bridgeを愛用する理由

素早いプレビューと直感的なラベリング

写真ファイルが保存してあるフォルダにアクセスすると、サムネイルで一覧が表示されます。サムネイルでざっくりと中身を確認していきます。

Adobe Bridgeの画面

Adobe Bridgeのサムネール画面

この中から写真を一つ選んで、Spaceキーを押すと、全画面でプレビュー表示ができます。矢印キー()で前後の写真への切り替えができます。プレビュー状態で任意の場所をクリックしたりスクロールしたりすることで写真の拡大や縮小もできるので、細部までピントが来ているか確認します。

さらに数字キーでラベリングが可能です。たとえば、プレビュー状態で6を押すと赤ラベルが付きます。7を押せば黄ラベルが付きます。初期設定では、赤ラベルは「選択」、黄ラベルは「第2候補」となっています。このラベルをもとにフィルターをかけて選んだ写真を抽出することが可能です。

ラベルを付けた画面

プレビュー状態で6キーを押すと赤ラベルが付く

画像のフィルタリング

フィルター機能を使ってラベルを付けた写真だけを表示

なお、数字キーの1から5でレーティングも可能です。1なら★、3なら★★★、5なら★★★★★というレートを付けられます。

また、連写などで同じような写真が複数あり、その中からOKカットを選ぶ場合は、まとめてプレビューできる機能が便利です。ドラッグして比較する範囲の写真を選択し、Ctrl+B(もしくはcommand+B)でレビューモードで表示します。選んだ写真が全画面で配置され、どの写真をセレクトするか、直感的に選びやすくなります。任意の場所をクリックすると、部分拡大もできるので、細部までピントが来ているかの確認もできます。キーで写真を切り替えながら、NGカットはキーを押すと候補から外れていきます。セレクト候補の写真には数字キーでレーティングやラベリングが可能です。

レビューモードの画面

レビューモードの画面

ラベリングで写真をセレクトするか、レーティングで写真をセレクトするかはそれぞれの好みかと思います。自分なりのやりやすい方法でセレクトができます。

私の場合は、Spaceキーでプレビューして、キーで写真をどんどん切り替えていきながら、OKカットにはひたすら6キーでラベリング。後ほど、赤ラベルを付けた写真だけをフィルタリングして、さらにその中から納品カットをセレクト、レタッチが必要な写真にはさらに別のラベリング、という使い方をしています。

Camera RawやPhotoshopとの連携

Bridgeは、Adobeのファイル管理ソフトなので、他のAdobeソフトウェアと強力な連携が可能です。選んだ写真をダブルクリックすれば、Photoshopが立ち上がり、すぐに画像編集が可能です。

それよりも便利だと個人的に思っているのは、Camera Rawとの連携。右クリックで「Camera Rawで開く」を選ぶか、画面上部のアイコンからCamera Rawを立ち上げることができます。Camera Rawでは、写真の明るさの調整や色味の調整、トリミングなどが可能です。体感では、PhotoshopやLightroomよりも軽量でサクサクと動作する印象です。

Camera Rawのアイコン

Camera Rawで開くアイコン

Camera Rawの画面

Camera Rawの画面

普段は、すぐにデータ納品できるようにJPEG形式での撮影の方が多いですが、RAW形式で撮影したときも、BridgeからCamera Rawでシームレスに現像ができるのでとても便利です。

明るさや色味の調整だけでなく、合成やもっと凝ったデザインにするなら、Photoshopとの連携が便利です。レタッチの内容によってソフトを使い分けられるので、Adobe製ソフトを揃えているならBridgeはとても使い勝手が良いソフトだといえます。

かつて、Lightroomで写真管理を試みようと思ったことはありますが、Lightroom独特の「カタログ」という管理方式には、個人的に馴染めなかったので、Bridge+Camera Raw&Photoshopという組み合わせが、今の自分にはベストマッチしています。

ファイル名の一括リネーム

個人的に便利だな、と思っている機能がもう一つ。それがファイル名を一括して変更できること。

多くのカメラは、写真のファイル名は、「IMG_xxxx」や「DSC_xxxx」となっています。xxxxの部分は撮影した順に通し番号となりますが、一括リネーム機能を使えば、セレクトした写真だけで通し番号を付けることが可能になります。

Ctrl+A(もしくはcommand+A)でファイル名を変更する写真を選んだうえで、[ツール][ファイル名をバッチで変更]を選びます。撮影日+通し番号などのように任意のファイル名を設定して、[名前変更]をクリックすれば、自動的にファイル名を変更してくれます。

ファイル名の一括リネーム機能

ファイル名の一括リネーム機能

セレクトした写真だけで通し番号を付けておけば、納品データが何枚あるかの確認にも使えるので便利です。

きらめきフォトサービスでは

きらめきフォトサービスでは、Adobe Bridgeを使って、OKカット・納品カットの選定→納品用フォルダーにコピー→Camera RawやPhotoshopを使ってレタッチ→納品用ファイルとしてファイル名を一括リネーム→再度チェックして問題なければ納品、という使い方をしています。

まとめ

  • BridgeはAdobeのファイル一元管理ソフト。強力なプレビューとビューワー機能が便利
  • Camera RawやPhotoshopなどAdobe製品とのシームレスな連携が可能
  • ファイル名を一括で変更してくれる機能も便利
  • 結論、Adobe Bridge、めっちゃ便利。


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